
理事長 久田 侑司 ひさだゆうじ
2026年度 スローガン
Let’s challenge! ~その一歩が未来の MAK 地域をつくる~
●はじめに
私は「JCは価値のある団体だ」と言われ、MAK・JCへ平成31年に入会しました。当初は例会などに数回出席をしただけで、積極的に活動へ踏み込むことはできませんでした。自分の固定概念に囚われて、行動する理由を見つけられなかったのです。令和3年、副委員長を務めたことをきっかけに、先輩方の支えを受けながら事業に取り組む機会をいただきました。仲間とともに準備や運営を重ね、無事に事業を終えることができたとき、参加者からの反応やメンバーからの励ましを通じて、自分の中に新たな気づきが芽生えました。それは、挑戦したからこそ見えてくる価値があるということです。振り返れば、以前の私は「時間がない」「意味があるのか」などと理由を並べ、挑戦から距離を置いていたのだと思います。人は誰しも自分の物差しで物事を判断してしまいます。それ自体は自然なことですが、その物差しを広げることこそ成長につながります。そして、そのために必要なのが挑戦です。 今年は地域の発展と自己の成長、その両面で共に挑戦を重ねていきましょう!
●スローガンに抱く想い
今年のスローガンは「Let’s challenge! ~その一歩が未来のMAK地域をつくる~」です。大人になると経験を重ねるがゆえに失敗を恐れ、挑戦することを避けがちです。一方で、子どもたちはどうでしょうか。子どもたちは、できないことが当たり前だからこそ、失敗を恐れず挑戦し続け、多くのことを身につけていきます。失敗の数が多いほど成功の数も増え、挑戦を重ねることで成長が育まれ、やがてその努力が実を結んでいきます。JCはリーダーシップの開発と成長の機会を提供する場であり、挑戦を通じて学びを得られる貴重な場です。恐れずに一歩を踏み出すこと、その積み重ねが必ず地域や自分自身にとってかけがえのない成長につながります。私はその確信を胸に、仲間とともに歩みを進めてまいります。
●持続可能な組織力の強化
企業に必要な要素は「人材・設備・資金・情報」と言われます。青年会議所も同様であり、人材がいなければ地域は衰退し、資金や設備がなければ事業は実現せず、情報がなければ地域課題を把握することもできません。60周年を見据え、今から組織力を高めていく必要があります。JCの本質は「リーダーシップの開発と成長の機会を提供することにより、青年が社会により良い変化をもたらす。」ことです。誰もが挑戦できる場を提供し、自己の成長を促す組織であり続けます。会員拡大においては、「単なるイベント団体」ではなく、「地域課題に真摯に向き合いながら、自らも成長できる団体」であることを丁寧に伝えていきます。地域の未来をつくる活動を通じて、自分自身の視野や経験を広げながら、地域とともに成長していく実感を得られることこそがこの団体の魅力です。その魅力に共感していただける仲間を一人でも多く増やし、共に歩んでいけるよう努めていきます。また組織運営においては、持続可能で安定した運営を目指し、助成制度の活用や寄付の受け入れなど、活動の趣旨に共感いただける形での連携を通じて、多面的な工夫を重ねながら、地域とのつながりを深めていきます。情報についても、自分の興味や関心のあることだけに留まらず、常に情報収集を意識し、MAK地域の課題に対し真摯に向き合い対応することで地域に必要な団体と改めて思ってもらえるよう取り組みます。 こうした挑戦を通じて、持続可能な組織基盤を築いていきます。
●青少年と共に未来を創造する地域づくり
MAK地域には様々な魅力がありますが、時代の変化とともに十分に活かされていない部分もあるように感じます。その背景には世代間の価値観の違いがあり、従来のやり方だけでは対応しきれない現実があるからだと思います。だからこそ、次世代を担う青少年の視点やデジタル感覚、多様な価値観を取り入れる必要があります。今年度は青少年が地域の魅力や課題を学び、挑戦する機会を提供することで地域に誇りと愛着を持ち、多様な価値観を受け入れながら新たな地域の魅力を創り出していける取り組みを推進していきます。
●地域の力を引き出す活性化運動の展開
人口減少や少子高齢化など、私たちの地域が抱える課題は多岐にわたります。どれも重要なテーマですが、本年はとりわけ「地域経済」に焦点を当て、地域の活力を引き出す取り組みを推進していきます。近年、事業環境の変化は一層厳しさを増しており、事業の継続や後継者育成に悩む声も少なくありません。こうした状況を踏まえ、持続的な地域の発展には、地域資源の磨き上げ、人材育成、デジタル技術の導入、そして他地域との連携など、多角的な視点からの取り組みが求められます。まずは、現状を丁寧に見つめ直し、地域に合った方法を学び、実践することから始めます。小さな挑戦と改善の積み重ね、地域に眠る力を引き出すきっかけを生み出していくことで、地域が自らの力で未来を切り拓いていく礎を築いていきます。
●共感と挑戦が息づく組織へ
組織が円滑に活動・運動を行うためには、対内外それぞれへの取り組みが欠かせません。対内では、MAK・JC会員の約半数が入会3年未満です。例会や事業において、その目的や意義を丁寧に伝えることが必要です。一人ひとりが「なぜ行うのか」を理解することで、活動に主体的に関わることができます。また、気兼ねなく安心して参加できる雰囲気を大切にし、誰もが挑戦できる環境を整えていきます。対外では、我々の存在意義を社会に示すために、ホームページやSNSを活用した発信を強化します。ただ活動内容を伝えるのではなく、その背景や理由を共有し、共感を得ることを目指します。加えて、地域の他団体や行政、企業との協働を深め、より多くの市民に開かれた組織としての役割を果たしていきます。良き伝統は継承しながらも、時代に即した柔軟な運営を行い、今まで以上にしなやかで力強い組織を目指していきます。
●結びに
「百の言葉より一つの行動」――これは吉田松陰の言葉です。
私は、行動こそが人を成長させる原動力だと信じています。学びや知識を得ることも、立派な行動の一つです。そして、挑戦する者だけが失敗から学ぶことができます。失敗は避けるべきものではなく、次の成長につながる貴重な経験です。常に目標に向かって行動し続けることこそが、達成への確かな道です。『Let’s Challenge!』――思いついたことを一つずつ行動に移し、共に成長し、未来を築いていきましょう!
